手が銃に変身した男(やつ、鉄男)が殺人をしている。それを羨望の眼差しで見ている男がいた。所かわって幸せな家族の朝食の風景。旦那は谷口トモオ、妻はカナ、子供はミノリ。トモオは8歳以前の記憶がまったくなく実の父母の記憶も無かった。だから余計に家族というものを大切にしていた。3人で外に出かけた時、エスカレータでぶつかったスキンヘッドの男に突然追い回され、子供を連れ去られる。その時、トモオは胸に何かを打たれたが命に別上は無かった。そして、子供を取り戻す時にビルの屋上からトモオは落とされそうになるが、間一髪のところでカナが助けてくれた。スキンヘッドは、いつの間にか、いなくなっていた。後日、ジムへトモオが行くと、何故か力がみなぎっている。その時、1本の電話がかかり、また息子が誘拐された。再びビルの屋上でスキンヘッドと対峙するトモオ。そして子供が殺されたのを見た時、憎しみの気持ちが爆発してトモオの体に異変が起き始めた。・・・

鉄男2 BODY HAMMER amazon
tetsuo201.jpg

ハンディカム撮影は変わらずですが、今回はカラー映像になり見やすくなりました。無機質な機械というイメージは消え、幻想的な映像も取り入れられています。(カナのジムでのプールのシーン等)またストーリーも分かり易く作られています。でも前作のカオス状態は消えて、うらぶれたインディーズの不気味な雰囲気は無くなってしまいましたね。今回のストーリーは、やつは、自分の鉄男細胞から人を鉄男に変身させる計画を立てていたのです。その実験台がトモオだったんですが、ここで選択を間違えた。トモオの正体はやつの兄で怒ったら、最も残虐な鉄男だったのです。そしてトモオは変身する薬を打たれてはいませんでした。電卓が彼の胸を守っていたのです。しかし憎悪の心がトモオの中の鉄男を呼び起こしてしまったのです。トモオもやつも小さい頃に既に銃が体に同化する人間兵器になっていました。父が母とのSEX中に誤って母を撃ち殺してしまい、それを見たトモオは激怒。父を殺します。そのショックで8歳以前の記憶を失っていたのです。ラストでトモオは妻カナを取り戻す為、やつと対決します。やつを始末したもののトモオは、もう鉄男に成ってしまった。カナに硫化剤で殺してくれと頼みますが、カナは殺せなかった。トモオは、やつの部下を全員同化して戦車となり、カナを連れて都会を破壊しつくす。そして焼け野原になった都会に残ったのはトモオ、カナ、ミノリが歩く。すべて消え去り3人だけの世界。これはトモオの心の安住の世界なのでしょう。今回オイラはビデオ蛇尾での鑑賞でしたが、現在DVDでは、監督自身が100カ所以上に新しいサウンドを加え、再編集した特別版“スーパー・リミックス・バージョン”もあります。タイトルは「鉄男II TETSUOII THE BODY HAMMER SUPER REMIX VERSION」。上のamazonのリンクがそれです。

tetsuo22.jpg
エロいトモオの父母のSEXシーン、銃を絡ませ遊んでいたら撃っちまった父。そしてラスト鉄男と化すトモオ。なんか岩石男みたいになっちまって、余り恐くないね。前作の方が迫力ありました。

1992年 日本 TETSUO II THE BODY HAMMER、鐵男 II 血肉橫飛 ★★☆
監督、製作、脚本、撮影、美術、編集:塚本晋也
音楽:石川忠
特殊メイク・造形:織田尚 高濱幹 深谷陽
出演:田口トモロヲ(谷口トモオ)
塚本晋也(やつ)
叶岡伸(谷口カナ、トモオの妻)
富岡敬之助(谷口ミノリ、トモオの息子)
手塚秀彰(ビッグ・スキンヘッド)
浅田修生(ヤング・スキンヘッド)
岩田民(トモオの母)
金守珍(トモオの父)
歌澤寅右衛門(ガイキチ科学者)