現代から約5000年前のテーベ(紀元前3078年頃)。屈強な戦士であったスコーピオン・キングは世界を征服しようと大戦を起こした。この戦いは7年にも及び敗戦をきっしたスコーピオン軍は「アム・シェアーの聖なるオアシス」まで逃げ落ち、とうとう最後はスコーピオン・キング1人となった。死の瞬間スコーピオンはアヌビスの神へ誓いを申し出た。「自分の命を助け、敵を倒させるなら、自分の魂を捧げよう」、その願いにアヌビスの神は応じた。自らの軍勢を与え敵を倒させた後、スコーピオンを永遠の僕としたのだった。そして1933年。リックとエブリンは結婚し、二人の間には8歳の息子アレックスが生まれていた。エブリンは不思議な幻覚に導かれエジプトのある遺跡でアヌビスの腕輪を発見するが、腕輪を狙うハフェズの手下三人(スパイビー、ジャック、レッド)に襲われる。3人は危うく逃れてロンドンの自宅へ腕輪を持ち帰る。その頃、ハムナプトラでは謎の女性ミラ、暗殺者ロック・ナー、ハフェズらによって「死者の書」、「アムン・ラーの書」、「イム・ホテップのミイラ」が地中から掘り起こされていた。一方、エブリンはロンドンへ帰宅したものの、発見したアヌビスの腕輪を使い伝説のアム・シェアーへ行こうとリックを説得していた。また自宅1階で腕輪を見ていたアレックスは導かれるように左腕に着けてしまう、すると突然目の前にエジプトの光景が映像のように広がり、アム・シェアーへの一つ目の道しるべ、カルナック神殿の光景が目の前に広がった。・・・

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ブログに書く為、メーテレ(TV朝日)の日曜洋画劇場で放映された日本語吹替版を鑑賞。CMを除いた尺数は112分なので18分位はカットされています。CMの後、何箇所か繋ぎがおかしい所がありました。まあ、しょうがないね。正規版DVDは持っていないので2008年12月19日に本年の3と合わせたトリロジーBOXが出ますから、現在買おうか考え中です。この作品はオイラの好きな要素が満載。インディ・ジョーンズも嫌いじゃないけど、こっちはもっと好きです。その理由は、古代エジプトのロマンや史実+化け物いっぱいのホラー要素(蠍、ネズミ、スカラベ、ミイラ、アム・シェアーの小人、アヌビス、蠍男)+派手な肉弾戦ですから。面白いのがイム・ホテップの僕のミイラ4人衆。恐い顔でも、大変FUNNY!大口開けて吠えたり、ビルの壁を4つ足で駆け足したり、可愛いです。そして今回の最大のインパクトは蠍男と化したスコーピオン・キング。こいつが出てくると、悪役としてのイム・ホテップの影は薄くなっちゃった。それよりイム・ホテップの人間っぽい所が後半になるにつれ増えていきます。ラストの地獄へ落ちそうになるシーンでは、リックは妻エブリンが助けに来て、イム・ホテップは恋人アナクスナムンに見捨てられる。自ら手を離し地獄へ落ちて死ぬシーンは、すごく悲哀に満ちた表情でした。悪役ですが、信用し愛している女に裏切られたのは、ちょっぴり可哀想でした。そして監督もカメオ出演していたようです。魔法のジュータン航空でイジーとリックが言い争いをするシーンで、それを静観しているエブリンの後でバスタブに入りながら新聞を読んでる人がスティーブン・ソマーズ。もちろんクレジットなし。ターバン巻いてヒゲつけているから、全然分からなかったです。(下の写真参照)

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2001年 アメリカ THE MUMMY RETURNS ★★★★★
監督:スティーヴン・ソマーズ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:ブレンダン・フレイザー(リック・オコーネル)
レイチェル・ワイズ(エブリン・オコーネル)
ジョン・ハナー(ジェナサン・カナハン、エブリンの兄)
アーノルド・ヴォスルー(イム・ホテップ)
フレディ・ボース(アレックス・オコーネル、リックとエブリンの息子)
パトリシア・ヴェラスケス(ミラ、アナクスナムン)
ザ・ロック(スコーピオン・キング)
アドウェール(ロック・ナー)
ショーン・パークス(イジー、魔法のジュータン航空、気球のパイロット)
アラン・アームストロング(ハフェズ、大英博物館館長)
オデッド・フェール(アーデス・ベイ、ハムナプトラの守護隊長)