ジャスティンとケリーは、肝だめしに本物の死体を見るために深夜の葬儀屋に忍び込むことを計画する。たまたま交通事故で死んだいじめっ子ビリーの死体を見ようと決まり、いとこのジェームスが働いているコリンズウッド葬儀場へ向かう。しかし葬儀場には私物があるのにジェームズはいなかった。やむなく2人でビリーの死体を捜していると、さっきまで、開いていなかったはずの棺が開いており、床には血がこぼれていた。・・・

13 thirteen Vの伝染 amazon


Vってなんぞやって思って鑑賞していたら、なんだ、VAMPIREの事でした。でもこの映画に出てくるヴァンパイアは、きちゃない、かっこ悪い、ホームレス風のおっさんが感染元なので、オイラの趣味じゃありません。(怒)この俳優さんは、なんとマイケル・アイアンサイド。クレジット見るまで気がつかなかった、3流の役者かって感じです。映画の中には『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の冒頭の兄妹のおふざけシーンを真似た、『奴らが捕まえにやってくるぞ!バーバラ』とか、TVでベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』がやっていて、思わずニヤッです。肝心の本編は、吸血鬼なんですが、首筋の肉をかぶりついて食うって感じなんで、これもオイラの吸血鬼美学に反しています。ゾンビまがいの吸血鬼という設定で話は進み、ジャスティンとケリーは吸血鬼の仲間入りをします。でもジャスティンは心の底までなりきれず、きちゃない親分の頭をチェーンソーで切断。(これって死んだのかな?吸血鬼は普通親が死ぬと、子供も死ぬって感じですが、子供であるジャスティンとケリーは死ななかったです。)そしてジャスティンは自ら太陽を浴びて自殺、ケリーは一人獲物を求めてNYへ行き、幕。うーーーん、普通の出来ですね、後半はジャスティンの悲劇って描き方でしたが盛り上がってはいませんね。

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2006年 アメリカ・カナダTV "Masters of Horror" The V Word ★★ 
監督:Ernest R. Dickerson
脚本:Mick Garris
音楽:Lomax
出演:Arjay Smith ... Kerry 、黒人少年
Branden Nadon ... Justin
Jodelle Ferland ... Lisa 、ジャスティンの妹
Lynda Boyd ... Carolyn 、ジャスティンの母
Michael Ironside ... Mr. Chaney、吸血鬼
Keith D. Humphrey ... David (as Keith Humphrey)
Terry D. Stevens ... Passenger (as Terry Stevens)