ハリーは学校での最初の1年を終え、夏休みをダーズリー一家のもとで過ごしていた。ハリーが相変わらず意地悪な一家に嫌気がさしていたある日、突然ドビーという“屋敷しもべ妖精”が2階の部屋に現れる。ドビーはホグワーツへ戻らないよう警告する。警告を聞かないハリーにドビーは、ダーズリーのお客さんにケーキをおみまいしてハリーを部屋に閉じ込めてしまう。その後、ロンが空飛ぶ車で助けに来てくれてダーズリー家を抜け出せた。そして新学期。晴れて2年生となったハリーとロンは、もうひとりの親友ハーマイオニーとも再会し、いつもの充実した学校生活を送っていたが、やがて校内で石にされている猫や人が続出。ハリーたちは校内に秘密の部屋がある噂を聞く。・・・

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ハリー・ポッター第2弾。これは結構面白い。前半はコメディを交えながら怪物キャラが登場。まずドビー。何か怪しげな小さな召使いが出てきます。後のLOTRのスメアゴルもここからヒントを得て作ったんじゃないかなと思いました。そして暴れ柳、、、大きい木の枝で車を突っ込ませたハリーたちを叩きます。この重厚感はTV画面で見ても迫力有りっす。そして石になった人を助ける人面顔がついた植物マンドレーク。老人のような顔でキイー、キイー泣く姿は不気味でした。後半はサスペンス調に転じて秘密の部屋の謎にハリーが迫ります。ホグワーツを作った創設者の一人スリザリンが魔法使いの純血主義者で追放されていた事、そして秘密の部屋を作ってマグル(人間)の血が入っている魔法使いを暗殺しようとした事、50年前の生徒トム・リドルは秘密の部屋を開けて、蛇の怪物バジリスクを手なづけ暗殺を実行しようとした事、そして一番衝撃的なのが、あのヴォルデモート卿はトムであった事、と次々に判明していきます。その謎の判明の途中に不死鳥や大蜘蛛や蛇の怪物バジリスクが登場。ハリーとロンを絶対絶命のピンチに追い込むのです。スピーディーな展開で息つく暇がありません。オイラ的にはハリー・ポッターシリーズの中で一番このエピソードが面白いですね。



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ホラー度満点の秘密の部屋の廊下と、広間。蛇の置物がエジプト調でGOOD。

2002年 アメリカ HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS ★★★★
監督:クリス・コロンバス
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーヴ・クローヴス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)
ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー)
リチャード・ハリス(アルバス・ダンブルドア校長)
マギー・スミス(ミネルバ・マクゴナガル先生)
アラン・リックマン(スネイプ先生)
ロビー・コルトレーン(ハグリッド)
トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ)
ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ、ドラコの父)
ボニー・ライト(ジニー・ウィーズリー、ロンの妹)
シャーリー・ヘンダーソン(嘆きのマートル、トイレに棲む幽霊)