1938年、冒険家として、また考古学教授として多忙な日々を過ごすインディ・ジョーンズに、大富豪ドノヴァンから相談が持ちかけられる。イエス・キリストの聖杯の所在を示す重大な遺物を手に入れたが、調査隊の隊長が行方不明になり、それを探して欲しいというのだ。最初は渋っていたインディだったが、その行方不明になった隊長というのが自分の父、ヘンリー・ジョーンズであると聞き、仕方なく依頼を承諾。父が最後に消息を絶ったヴェニスに向かった。・・・

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 amazon


インディの父親で聖杯の研究者であるヘンリーが登場です。インディが何故蛇が嫌いになったかは、冒頭に明かされます。ボーイスカウトで渓谷を訪れた時、盗掘者を発見。そしてインディは博物館に返す為、正義感に燃え十字架を奪い、逃げ出します。その逃げ込んだ先がサーカス団の蛇の貨物列車だったのです。そこに落ちた時、大蛇に遭遇そして無数の蛇のかごに転落して蛇が恐くなってしまったのです。また、その後、ライオンの檻の中でムチの使い方を覚えます。結局家に帰った時、警察と盗掘者の親玉が来て十字架は返す羽目になりました。(金で警察を抱き込んだのでしょう。)その時、盗掘者から貰ったのが、いつものカウボーイ・ハット。ここからインディのスタイルが確立されていったのです。メインのストーリーはキリストの聖杯を巡る強奪戦をナチと繰り広げています。これは、1の焼き直しの感は否めず、更にショーン・コネリー扮する父親がコメディアンのボケ役をやってしまっているので、コメディ路線が強調されてしまっています。ナチの戦車とのアクションや聖杯の眠る場所のトラップも用意されていますが、イマイチでした。そしてインディの本名はヘンリー・ジョーンズ・ジュニア。父親からジュニア呼ばれるのが嫌で、愛犬の名前インディアナをとり、インディアナ・ジョーンズとしたのでした。

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1989年 アメリカ Indiana Jones and the Last Crusade ★★
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原案:ジョージ・ルーカス メノ・メイエス
脚本:ジェフリー・ボーム
特撮:ILM
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
ショーン・コネリー(ヘンリー・ジョーンズ教授)
デンホルム・エリオット(マーカス・ブロディ)
アリソン・ドゥーディ(エルザ・シュナイダー博士)
ジョン・リス=デイヴィス(サラー)
ジュリアン・グローヴァー(ウオルター・ドノヴァン)
リヴァー・フェニックス(若き日のインディ・ジョーンズ)