南極での死闘を終えたプレデターの宇宙船では、すでに次なる戦いへの火種が生じていた。一体のプレデターからチェストバスターが飛び出し、両者の能力を併せ持つ“プレデリアン”へと成長、船内のプレデターたちを惨殺していく。そしてコントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落。そしてプレデリアンのほか、船内に潜んでいたエイリアンたちが獲物を求め飛び出していった。一方、船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター“ザ・クリーナー”が地球へと乗り込んでくる。こうして、再び2大モンスターの激闘が始まり、地元の人間たちはこの凄惨な戦いに巻き込まれてしまう。・・・

AVP2 エイリアンズVS.プレデター amazon


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プレデリアンから直接妊婦の口へキスして子供を生みつける絵

最初の感想が、、、なんでこんなに画面が暗い。TVの画質設定の黒を一番薄くして見る羽目になりました。そして戦いの迫力はあるけど脚本のスケールがダウン。小粒になっちゃった。1のような古代史のような背景も無く、地球で、コロラドの田舎町でひたすらバトルって言う映画でした。さて、ストーリーを追って気づいた点を書きます。まず、1のラストに出てきたプレデターの宇宙船は、さしずめ空母って大きさでしたが、この2の宇宙船は小型艇になっていて違っていました。1とストーリーが繋げてあるのだから、なんで同じ画像使わなかったんだろう?そしてザ・クリーナーが地球に来ますが、こいつ硫酸らしき液体で、人間の死体を消滅させているのです。自分の存在やエイリアンの存在をひた隠しにしています。そのくせ、自分の姿が見られたら、そいつを殺して皮を剥いで吊るす。この行為は全然証拠隠滅じゃないぞぉ。人間に余計に怪しまれると思うのですが。まあ、これはプレデター・シリーズを通してずっと共通ですから、プレデターの癖と思われます。(笑)また新種のプレデリアンの特徴の1つが雄雌一体と言う事。自分の口から直接妊婦の口へ、キスして子供をお腹に送り込めるのです。オェ気持ち悪いカットでした。クィーン・エイリアンのように卵を産んで「子供に自力で寄生せよ」ってのとは違っていました。その為、一気に三つ子を誕生させれるのでした。ラストはバタリアン風で事態を重く見た軍が街ごと吹っ飛ばして一件落着。ザ・クリーナーの努力空しく、アメリカ軍は気づいていたのです。そして陸軍とユタニ女史(tinkerさんの情報によると、エイリアンシリーズ1作目の会社名はWeyland Yutani社だそうです。)との会話で終わります。

ユタニ女史 「これは想像を絶する武器ね。」(ザ・クリーナーの銃を見て)
陸軍 「標的は人間じゃないでしょう。」

なんで、このおっさんが、分かるのでしょうか?このおっさんは早期警戒管制機(AWACS)に乗っていたので空中から見ていたのでしょうか?このシーンを見てオイラは、AVP3は、宇宙戦争になるのかなと思いました。軍が宇宙にチームを送りプレデターと結託してエイリアン掃討作戦を展開するのか、って感じました。今回見たのはレンタルDVDですので劇場公開版94分バージョンです。ちなみにセルDVDには本編7分追加の完全版が出ています。
追記:tinkerさんの情報によると、このラストの台詞の英語は全然日本語字幕と違うようです。

ザ・クリーナーの故郷。このCG?マット画?スター・ウォーズを思い起こさせる中々幻想的な絵でお気に入りです。
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2007年 アメリカ ALIENS VS. PREDATOR: REQUIEM ★★
監督:コリン・ストラウス(ザ・ブラザーズ・ストラウス) グレッグ・ストラウス(ザ・ブラザーズ・ストラウス)
脚本:シェーン・サレルノ
音楽:ブライアン・タイラー
出演:スティーヴン・パスクール(ダラス、ム所帰りの男)
レイコ・エイルスワース(ケリー・オブライエン、軍隊所属の強き母)
ジョン・オーティス(エディー・モラレス保安官)
ジョニー・ルイス(リッキー、ダラスの弟)
アリエル・ゲイド(モリー、ケリーの娘)
クリステン・ヘイガー(ジェシー、リッキーの幼馴染、彼氏がいるのにリッキーを誘惑)
サム・トラメル(ティム)
ロバート・ジョイ(コル)
デヴィッド・パートコー(デイル)
トム・ウッドラフ・Jr(エイリアン)
イーアン・ワイト(プレデター・ザ・クリーナー)