タイ各地をツアーで回る6人のバンドメンバー。ある日、バンコックのホテル409号室にチェックインした彼らは、天井のダクトから垂れ下がる白い布切れに気付き、それを引っ張り出す。そしてダクトの中を一人一人好奇心から覗き込んだところ、そこには恐ろしい女がいた。・・・

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実在の心霊事件があったと言われているホラー映画です。化け物女センダウのメイクや地を這いずる動き、子供の幽霊が出てくる所なんかは、日本の呪恩のパクリ。バンドのメンバーが、一人ずつ事故、銃や首吊り自殺、窒息死させられたりして、アッチの世界に引きずり込まれていきます。そして、途中でタイの坊さんが出てきて、不慮の死をとげた者と同じ棺おけで7日間一緒に寝れば、呪いは解けるって生き残った4人に教えるんですが、死体と一緒に寝るって、ネクロ趣味じゃあるまいし、普通の神経では出来ないっしょ。また子供の霊も出てきて悪さをしますが正体は説明がされていません。女の幽霊センダウは殺された時、身ごもっていたとの事でしたので、女の子供なのでしょうか?謎のままでした。オチでセンダウの過去は解き明かされますが、何故、殺人を犯すかは不明のまま。父親にレイプ、売春婦になって殺されたのは分かりますが、世の中の男を全員呪うってのは、余りに身勝手なような気がしました。まあ、幽霊のご都合主義での理不尽な殺戮も呪恩路線と言えばそうですけどね。最後に特殊メイクでは、センダウの顔が、最初はキャリー2風の血管浮き出し顔、ストーリーが進むにつれて崩れてゾンビ風、最後は呪恩風になっていくのは見物でしたね。

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2004年 タイ THE SISTERS ★★☆
監督: ティワ・モエイサイソン
製作: ルジラポーン・ハンチャイナ
原案: パティマコン・カウトンマーク
脚本: ティワ・モエイサイソン ルジラポーン・ハンチャイナ
撮影: ティワ・モエイサイソン サヌット・スリパンタワヌソン
音楽: ゴースト・マシーン
出演: ピヤシダ・ウォラムシック
バンヤード・サンサナパニット
リニーナ・プシサン
トナデッド・ミープラサート
パヌ・パヌワタナワニット
クリアンサク・クラウクラウ
サノサック・サグアンサクムン
リリアナ・マー・アルバート