秋の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエルは薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りた。朝の陽ざしがカーテンを通してふりそそいでいる。友達のマリーから電話がかかってきた。マリーはどうやらエマニエルを空港まで見送りに来るつもりだ。彼女は今日、タイのバンコックへ旅立つことになっていた。外交官である夫のジャンは一足先にバンコックへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっていたのだ。飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合った。バンコックは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町である。そしてエマニエルが加わることになったフランス人の集まりは、サロン的ムードが濃く男も女も自由に交際していた。・・・

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エマニエル夫人 amazon


中坊の頃、憧れていたシルビア・クリステルの魅力が満載の本作。ロードショーやスクリーンという洋画雑誌でスチール写真を見ては「ああ~映画が見たい」と思っていましたが、中坊は当然映画館に行けるはずがありません。高校になってからドキドキして見ましたが、ボカシどころか画面半分隠されている映像処理に頭にきた記憶があります。(怒)今では無修正版が当たり前なので良い時代になりましたな。最初何も知らないエマニエル夫人が、いろいろなSEX体験をして大人の女に、自由奔放になっていく姿が描かれています。見方によっては単なるSEX好きとも言えますが。(笑)女性陣もたくさん出演していますが、美貌は彼女がダントツでっす。おっぱいも、そこそこあって綺麗だし。(よだれ)本作のエマニエルはコケティッシュに帽子を被る子供っぽい姿、あどけなさと、初々しいエロティシズムが混ざり合い、男心をくすぐります。主題歌も妖艶でロマンティックな雰囲気を充満させた名曲でした。ただ映像的には、ありきたりなポルノにしたくないと監督が思ったのか?、カメラマン出身なので、綺麗な映像を追求したのか?分かりませんが、ソフトフォーカスかけ過ぎなのは否めません。もう少し生生しくての良いのではとも、思いました。

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この表情・・・半開きの口がたまらなくセクシーです。そそりますなぁ。(笑)
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1974年 フランス EMMANUELLE ★★★★
監督:ジュスト・ジャカン
原作:エマニエル・アルサン
脚本:ジャン=ルイ・リシャール
撮影:リシャール・スズキ
音楽:ピエール・バシュレ
出演:シルヴィア・クリステル(エマニエル)
アラン・キュニー (マリオ、初老の性の伝導師)
マリカ・グリーン (ビー)
ダニエル・サーキイ (ジャン、エマニエルの夫)
ジャンヌ・コレティン(マリー)
クリスティーヌ・ボワッソン (アリアンヌ)