1話目:「木彫りのインディアン酋長」 ★★
田舎町で人の良いレイの経営するドラッグストアが一軒あった。この町は会社がつぶれ失業者が溢れゴーストタウン寸前だった。店もつけの客ばかりで経営は苦しかったが、レイは不景気の時は還元せねばと、店を続けていた。ある日、インディアンの長が来て、仲間のつけの肩代わりにインディアンの宝を担保に置いて行った。善人が馬鹿を見る事はないと思い直した時、店に強盗が入る。
出演:ジョージ・ケネディ(レイ、ドラッグストアの店主)、ドロシー・ラムーア(マーサ、レイの妻)



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2話目:「筏(いかだ)」 ★★★★
カップル2組が湖で筏遊びに出かける。湖の真ん中にある筏に4人が乗り込むと、周りに廃油のような物体が近づいてきた。レイチェルが手を伸ばすと、いきなり物体が飛び掛り、彼女は食われてしまった。(下の写真は心配そうに怪物を見るランディと一番にやられるレイチェル)
出演:ダニエル・ビア(ランディ)、ジェレミー・グリーン(ラバーン)、ペイジ・ハンナ(レイチェル) 

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3話目:「ヒッチハイカー」 ★
ツバメを囲っている主婦アニーは浮気で寝過ごす。時刻は23時22分。30キロを7分で行こうとベンツで疾走していた。1750ドルのレザーをタバコでこがし、頭にきている時、ヒッチハイカーを轢いてしまう。その後、アニーはヒッチハイカーの亡霊につきまとわれる。
出演:ロイス・チリ(アニー)、スティーヴン・キング(トラックドライバー)
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ジョージ・A・ロメロ一家の撮影監督だったゴーニックにバトンを渡してのオムニバスホラーの第2作め。1話目はジョージ・ケネディの愛する木彫りのインディアン酋長が、恨みを晴らす物語。ノスタルジックなスタートで人の良い店主をジョージが演じていて、イメージは、ぴったりでした。アメリカ人のこの大らかさは、せちがないっ社会にいる我々も、たまには見習わなければいけないですね。2話目は筏の浮かぶ湖に出現した正体不明の人喰い液体生物の話。今回の3作の中でオイラが一番好きな物語です。グロ度もピカ一。(上の写真ラバーンが食われる所の特撮は見所です。)しかし、一晩たって筏の周りに怪物がいるのに、ラバーンの体を触っているランディはどういう神経ですかね?裸の女がいたら触ってしまう男の性(さが)ですか。それとも死ぬ前に一度ってやつか?(笑)確かにその通りになりましたけどね。3話目はヒッチハイカーをひき逃げした女に付きまとう幽霊の話。これはどうって事ありませんでした。アニーの独り舞台で終わっていきます。ありきたりな構成で、つまらないね。

1987年 アメリカ CREEPSHOW 2
監督:マイケル・ゴーニック
原案:スティーヴン・キング
脚本:ジョージ・A・ロメロ
撮影:ディック・ハート トム・ハーウィッツ
音楽:レス・リード
出演:ロイス・チャイルズ
トム・サヴィーニ(プロローグの化け物、特殊メイクしているので判別不能)