ピーター・パーカーは人生の絶頂を味わっていた。スパイダーマンとしてニューヨーク市民から賞賛を浴びながら、愛するメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)との交際も順調なピーターは、もはや怖い物なしだった。しかし、そんな2人を冷ややかな眼差しで見つめる者がいた。ピーターの親友、ハリー・オズボーンである。ピーターの正体を知って以来、ハリーは父ノーマンを殺したのはピーターだと思い込み復讐を目論んでいた。

スパイダーマン3 amazon
spider-man 3 trailer
ある夜、怪人ニュー・ゴブリンに変身したハリーはピーターを急襲したが、激しい空中戦の末、ハリーは自らのグライダーから転落し記憶喪失となる。ピーターへの恨みを失ったハリーを目の前に、とまどうピーター。その頃、ある脱獄囚の男が警察に追われていた。男はとっさに物理研究所へと逃げ込むが、そこで素粒子の実験に巻き込まれてしまい、砂状の体を自在に操る怪人サンドマンと化した。早速その能力を使って現金輸送車を襲うサンドマンだったが、駆けつけたスパイダーマンに阻止されると再び姿を消した。一方、MJは声が小さいと女優として評価を得られず舞台をクビになっていた。MJはピーターに慰めてもらおうとするが、スパイダーマン人気に有頂天だったピーターはその事に気づかず無神経な言葉を投げかけてしまう。さらに、モデルとして活躍中のグウェン・ステイシーがピーターに急接近したこともあり、MJはピーターの元から離れてしまう。その後、ベンおじさんを殺した真犯人が分かった。ピーターは警察署で犯人の顔写真を見せられるが、そこに写っていたのはサンドマンだった。メイおばさんの心配をよそに、激しい怒りを募らせるピーター。するとその夜、眠りについたピーターの体を隕石から出てきた黒い生命体が覆っていった。・・・

スパイダーマンシリーズの最新作です。日本での公開は世界最速5月1日でした。(制作会社のソニーが日本での興行を最も重要視したため)キャッチ・コピーは、これですが、、、彼は「決意」する。たとえ自分を傷つけようとも…。もう一人の敵、それは「自分」。「自分」に挑め。恋も友情も仕事も、全て順調だと思っていた。 今日までは…。 彼は「自分」を失い、「愛」を失い、「友情」も失ってしまうのか…。愛を、友を、全てを失ってしまうのか…。ちょっとむずかゆくなってきましたね。明るいだけじゃない、苦悩するヒーローとして人気があるスパイディーですが、ちょっと書き過ぎの感有りです。でもね、映画は面白いですよ。登場する全員の感情が、さまざまに飛び散っていて、思い込み、誤解、恨み、憎しみ、和解、とジェットコースターのように変わっていきます。現実の世界でも有りえる事なんで、オイラ達観客は感情移入しやすく作ってあります。サンドマンはハムナプトラ風で凄まじいCGですし、ブラックスパイディーは2人も出てきます。一人はピーター自身、一人はピーターのライバルカメラマン、エディ・ブロック。(ネットで調べると、ヴェノムという名前らしいです。牙がついている奴ね。)カップルで見ても、似合いそうなお勧めのストーリーです。

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2007年 アメリカ SPIDER-MAN 3 ★★★★☆
監督:サム・ライミ
原作:スタン・リー スティーヴ・ディッコ
脚本:サム・ライミ アイヴァン・ライミ アルヴィン・サージェント
音楽:クリストファー・ヤング
テーマ曲:ダニー・エルフマン
出演:トビー・マグワイア ピーター・パーカー/スパイダーマン
キルステン・ダンスト メリー・ジェーン・ワトソン、MJ
ジェームズ・フランコ ハリー・オズボーン
トーマス・ヘイデン・チャーチ フリント・マルコ/サンドマン
トファー・グレイス エディ・ブロック/ヴェノム
ブライス・ダラス・ハワード グウェン・ステイシー