自分の息子が盗みで警察に捕まり引き取りに行った刑事エリック・マシューズ。しかし息子ダニエルは不満そうな様子を隠さず、エリックから逃げるように去ってしまう。その夜、エリックは家に帰って眠っているところを、同僚の女刑事ケリーにたたき起こされる。呼び出された事件現場には、エリックの情報屋マイケルの死体が転がっていた。その殺し方は、時間内に自分の目の中をえぐり鍵を出さないとデスマスクが閉じて死ぬというもいのだ。これは、どうもジグソウの仕業のように見える。

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ケリーは、ジグソウによって起こされた連続殺人事件を執拗に追ってきた。その夜眠っていたエリックはジグソウのアジトがウィルソン製鋼にあることが分かった。SWAT、ケリーと共にエリックはウィルソン製鋼に急行する。案の定、そこはジグソウのアジトで彼は簡単に捕まった。だがアジトには数台のTVモニターが設置され、新たなるジグソウの囚人たちが新しいゲームに臨んでいる姿が映し出されていた。8人の男女が、出口の無い館に閉じ込められている。ゲーム開始と共に、遅効性の神経ガスが館内をくまなくめぐっていく。2時間以内にゲームに勝ち抜き、解毒剤入りの注射器を手に入れないと、全員が死んでしまう。しかもその8人の男女の中には、なんとダニエルがいたのだった。・・・

トラップ殺人者ジグソウの再登場です。神経ガスに冒される恐怖と戦いながら、ゲームをしていく男女。トラップの奇抜さは1ほどじゃありませんが、血まみれの演出は健在でした。特に麻薬を取ろうとして手が取れなくなって死んでいく女の最後は気持ち悪かったですね。ラストに向かっては、やはりどんでん返しでした。上に書いたあらすじの後が捻ってあります。それは、ジグゾウがまずエリックに要求。とにかく俺と話そうと。それがルールだと。なぜ、ジグゾーはエリックに目をつけたのか?一つは横暴な捜査により無実の人を無理矢理犯人にでっち上げで刑務所行きにした罪。そして、最後に息子と別れたときはケンカして、息子に”行っちまえー”と叫んだ事。ジグゾウはそんなエリックに変わるように諭すんだけど、動揺したエリックはジグゾウに暴力を振るい無理矢理、居場所を吐かせます。実は、閉じこめられた人たちの映像は過去の出来事でありビデオを流していたのでした。更に息子は警察のいるジグゾウのアジト:ウィルソン製鋼の金庫の中にいたんです。つまり、ジグゾウの言うとおり、エリックはその場で、ジグゾウと数時間話しをしていれば何もしなくても息子は出てきていたって訳です。結局、エリックは例の下水処理場の浴室にジグソウに案内されて、豚仮面の奴に注射を打たれ拉致されます。豚仮面はなんと、アマンダであり彼女も麻薬所持の罪(ジャンキーなんだけど捕まった時、麻薬は持っていなかった。エリックに証拠をでっちあげられた。)でムショに入れられていたのでした。また彼女は前(1のゲーム)にゲームで勝利してからジグソウを父として師として尊敬していたのです。そして自ら「我こそがジグゾウの後継者だ」と名乗るのでした。最後に閉じ込められたエリックの絶叫だけが残るのでした。

2005年 アメリカ SAW2 ★★★
監督:Darren Lynn Bousman
脚本:Leigh Whannell、Darren Lynn Bousman
出演:Tobin Bell ... Jigsaw / John
Shawnee Smith ... Amanda(アマンダ、1の生き残り)
Donnie Wahlberg ... Eric Matthews
Erik Knudsen ... Daniel Matthews
Franky G ... Xavier
Glenn Plummer ... Jonas
Emmanuelle Vaugier ... Addison
Beverley Mitchell ... Laura
Tim Burd ... Obi (as Timothy Burd)
Dina Meyer ... Kerry
Lyriq Bent ... Rigg