本作は映画版大奥の約3年前の時代(宝永7年)を描きます。徳川の将軍としては第6代将軍家宣の時代です。(今回家宣は顔を見せず足しか映ってなかったです。挙句の果てテロップで2年後に死んだと出て、それで終わりでした。しかしあの足は誰だぁ~笑)

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その大奥に深田恭子扮する女中ゆき(大奥ではお万と改名)が奉公に入り、将軍暗殺に遭遇するというお話です。華の乱と比べると女の戦いは無く、あくまでも映画版仲間由紀恵の大奥総取締登場への繋ぎっぽい作りになっています。大奥シリーズをずっと見てくると、キャストは常連がいっぱいいます。浅野ゆう子や北村一輝は大奥総取締か悪党って感じでイメージが統一化されていますが、第一章の春日局役の松下由樹が本作では側室役お須免の方に変わっていたり、華の乱の染子役の貫地谷しほりも奥女中おしの役に変わっていたりするのは(どっちの役でも悲劇のヒロインですが)ちょっと紛らわしかったです。また井川遥・高島礼子・木村多江は、映画版の宣伝にちょっと顔を出した程度の出演でした。

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2006年12月29日 フジテレビ ★
出演:深田恭子(ゆき、お万)
貫地谷しほり(おしの)
吉沢悠(伸吉)
浅野ゆう子(大奥総取締滝川)
鷲尾真知子(葛岡)
山口香緒里(吉野)
久保田磨希(浦尾)
松下由樹(お須免の方、後の蓮浄院)
井川遥(お喜世の方、後の月光院)
高島礼子 (御台所・熙子、後の天英院)
木村多江(古牟の方、後の法心院)