ニューヨーク。離婚調停中のダリアと夫カイルは彼らの娘セシリアの親権を争っている。雨模様の中、シングルマザーとなったダリアはセシリアを連れて家賃の安いルーズベルト島に向かう。不動産業者のマレーが案内したのは古びたアパートの9階にある湿っぽい一室だった。不気味に思いながらも引っ越しを決めた母娘だったが、部屋の天井の染みから黒い水が滴り落ちるような状況。管理人のヴェックやマレーにたびたび修理を依頼するが一向に埒があかない。

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Dark water 2005 trailer
やがて偏頭痛に悩まされるようになるダリアは日に日に鎮痛剤の服用が増え周囲では奇怪なことが次々と起こり始める。セシリアはナターシャという想像上の友だちと喋るようになる。ナターシャの元々の正体はアパートの屋上の給水塔の中に落ちて死んだ、上の階に住んでいた少女だった。ヴェックは彼女の死体を放ったらかしにしていたのだ。そしてナターシャの亡霊は、ダリアに自分の母親になるように迫り、それを約束してしまったダリアは死に至る。3週間後。そのアパートから荷物を運びだす父カイルと娘セシリア。そしてセシリアはエレベーターの中で亡きダリアの幻影を感じるのだった。・・・幕

Jホラー『仄暗い水の底から』のアメリカ版リメイク作です。日本版より、ほのぼのムードがいっぱいあり、特に前半はそんな感じ。親権問題で争う夫婦ですが、子供セシリアに愛があればこそ、、、絶対に離したくないと思う親心ですねぇ。やはり血は濃いです。ホラー度は少なく、真っ黒の水がザー、ビャーと流れるだけ。日本版の女の子の幽霊(コイツは本当に怖かった、日本版を怖さ100点とするとアメリカ版は怖さ25点位です。余りに可愛い過ぎでした。)や給水塔の手の跡の演出の方がはるかに素晴らしいっすよ。この展開は東海ウォーカーやTVの特集で知っていましたので、今回のオイラの目玉はジェニファー・コネリーだったのです。ジェニファーはすでに35歳ですが、笑うと昔のフェノミナ時代のあどけなさが、面影が見えるし、清楚な色気が漂う大人の女でした。ほんと綺麗です。(感情入りすぎ、、^^)脱がなくても、肌を露出しなくてもOK。ジェニファーの近況の顔見たさに、オイラはそれだけで劇場に足を運んだのでした。

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2005年 アメリカ DARK WATER ★★
監督:Walter Salles
原作:鈴木光司
脚本:Rafael Yglesias
音楽:Angelo Badalamenti
出演:Jennifer Connelly ... Dahlia Williams
John C. Reilly ... Mr. Murray
Tim Roth ... Jeff Platzer
Dougray Scott ... Kyle Williams
Pete Postlethwaite ... Veeck
Camryn Manheim ... Teacher
Ariel Gade ... Cecilia 'Ceci' Williams
Perla Haney-Jardine ... Natasha Rimsky / Young Dahlia
Debra Monk ... Young Dahlia's Teacher
Linda Emond ... Mediator
Bill Buell ... Mediator
J.R. Horne ... Man in Train
Elina Löwensohn ... Dahlia's Mother