飛鳥了と不動明は幼友達で現在高校生だ。喧嘩が弱い明はいつもいじめられ、助けるのは了だった。明は両親を4年前に交通事故で亡くし今は牧村家に引き取られている。そして牧村家の長女美樹は明に恋心をいだいていた。ある日、了が明を父の研究所に連れて行き告白する。父は南極の氷の奥深くから知的生命体デーモンを発見しその結果、デーモンに合体され死んでしまった。そして自分もデーモンに合体されたと。そして了は自分を殺してくれと頼む。明がそんな事は出来ないとためらっている時、明もデーモンに合体される。そのデーモンの名は勇者アモン。しかし明は自分の心を失わずアモンと融合しデビルマンとなっていた。・・・

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デビルマン amazon
DEVILMAN 2004 trailer
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ストーリーは原作に近いようですが、CGで表現しようとする雰囲気はAMON デビルマン黙示録なのかな?でも美樹を殺されてもアモンは怒りで暴走しない。アモンの意識も目覚めず、明に主導権があるままでした。また人間と建物の融合体・カルマっぽいのは後半出てきますがアモンがやったんじゃない、ここは核の影響なのか?、サタンとの戦いの結果なのかよく分からなかったです。AMONデビルマン黙示録は、一人の人間の善と悪を二重人格で表現していますので2つの人格が出て来て欲しかったです。オイラはAMONデビルマン黙示録の方が好きなので、、、更に了の明に対する愛情が単なる友達の域に残っている事などや俳優さんの演技がわざとらしすぎて、大根過ぎて、こりゃ、アカン。デビルマンに変身途中の明の特殊メイクもひどい。こいつオカマですか?(上記写真)CGの出来はデーモン個々のクローズショットは悪くないのですが、戦闘シーンのロング・ショットが全然駄目。一番初めのバトル、ブヨブヨナメクジデーモンの戦いやシレーヌの空中戦もそう。手抜きしているんじゃないかと思いました。現実感がゼロです。全部CGのロングショットでなくてCGデーモンと実写のバックで合成出来なかったんでしょうか?。更にナメクジデーモンとの戦いの途中にアニメを瞬間挿入とかミーコが刀を拾って警官をぶった切り、、、これは、キル・ビルの真似かぁ、ミーコの毒乳も無いし、興ざめもいいとこです。同じCGでも高校生同士の喧嘩やシレーヌとの殴り合いの方がリアル感もあるし、面白かったです。何にしろ全体としてCGと実写の合成が雑すぎる、ストーリーも走り過ぎて、初めて見る人には意味不明なシーンが多いのではないでしょうか?期待はずれの出来でした。ガクッ(☆_☆)

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下手に実写版にせずに、アニメで頂点を極めた方が正解だったような気がします。1カット、1カットの色合いなんか綺麗で、かっこいいのにねぇ・・・。

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2004年 日本 東映 Devilman the movie ★
監督:那須博之
出演:伊崎央登(不動明/デビルマン)
伊崎右典(飛鳥了/サタン)
酒井彩名(牧村美樹)
渋谷飛鳥(ミーコ)
宇崎竜童(牧村啓介)
阿木燿子(牧村恵美)
冨永愛(シレーヌ)
ボブ・サップ(ニュースキャスター)