つのだじろう著の懐かしの実話を含めた心霊漫画を読み直し。っていってもほとんどストーリーは忘れちゃいましたね。登場人物は鮮明に記憶がありますけど。2001~2002年に再販されたコミックで読みました。

うしろの百太郎 コミックス amazon
まず1巻目、後一太郎は中学生。家は父が大学講師で後心霊科学超能力開発研究所を営んでいた。一太郎は怖がりだったが、父の影響で心霊科学に徐々に興味を持っていく。まず冒頭は恐山の番人 川端吉松さんの実話でスタート。恐山は知ってとおり霊山であり無数の霊魂が集まる場所。毎年10月末から春までは深い雪に閉ざされ、番人一人を残して誰も近づけない状態だった。そんな彼の幽霊談義を紹介。このシュチュエーションって「シャイニング」そのものですよね。スティーブン・キングがパクッタか?と直感で感じました。^^そして次は超能力のテストであるESPカードの紹介、岡田れい子さんの死んだ母が娘に語りかけるため一太郎の父のエクトプラズムを借りて登場。そしていよいよ人面犬ゼロの登場。この白い犬かわいくて好きでしたね。テレポーテーションも出来るし、一太郎とテレパシーで会話も出来る。オイラの実家にも白い犬がいますが「話せたら面白いだろうなぁ」といつも思っていますよ。犬は人間の言葉が分かるようですが、こっちは分からないからねぇ、、、、1巻の最後は恐怖の地縛霊の実話でっす。新宿から霊に殺されるという1本の電話がかかる。一太郎が調査に行くと、その目の前で電話の主は飛び降り自殺をしてしまった。よせばいいのに、その夜調査のため、その住人の部屋302号室に泊まる一太郎。案の定悪霊は憑依し窓から飛び降り自殺をさせようとする。すんでの所で一太郎の守護霊の後百太郎(うしろの百太郎)がじょうごで止めて助けてくれた。そしてゼロに教わり、初めて百太郎を見た一太郎であった。・・・・

2巻目は、人間には守護霊(主護霊)と支配霊(指導霊)がついていると父が説きます。守護霊は人の精神面に影響を与え、支配霊は人の物質面で影響を与えるらしいです。さてストーリーはコックリさんが登場。これ昔、本当に流行っていましたよ。オイラもやった事ありました。でも恐いので1回きりで止めました。コックリさんの最中に霊を馬鹿にした小早川先生が恐怖の金毛九尾の狐にとりつかれて連続殺人事件を起こす下りは、殺人シーンの描写が結構繊細に書いてあり、今見ても恐いですね。・・・

3巻目は後一家を恨むサイコキシス父子が登場して、家に火をつけますが、ゼロの機転で親を倒します。そして一時的な引越し先で女の子の地縛霊と出会う一太郎の話です。・・・

4巻目は、衝撃的な話で一太郎ついに死すです。海水浴に父と行った海辺の街で、2年前に海で死んだ旅館の娘サヨ子に海に引きずり込まれ殺されます。百太郎の働きで埋められた棺おけの中で復活しますが幽体離脱や死後の世界を垣間見ます。次は心霊写真から始まる霊によるテロ行為で、なんか凄く現代的な話でした。鴉(からす)山一の沢で撮った写真2枚に同じ顔の霊が写っていた。みんなで調査に出かけるがメンバーの一人、登山家の望月が憑依され一太郎が人質にとられてしまった。憑依霊はアラブ人の過激派グループで爆弾が爆発して死亡した者だった。父は山狩りを行い捜索するが望月は電車で逃走。霊の目的は国会議事堂を爆破して政治献金、党利党略ばかり考えるブタ政治家を皆殺しにし、新しい日本を作る事だった。・・・