ジャック・バウアーはCTUに復帰し安全上の見地から自分のコネを使って娘キムをCTU勤務させている。彼は麻薬王ラモンを逮捕する為、自らドラッグ中毒になり禁断症状が出ていた。この事実を知っているのはキムと付き合っている部下のチェイスだけ。トニー・アルメイダとミッシェル・デスラーは健在。めでたく結婚して一緒に勤務中。次にウィルスに侵され、なんとか一命をとりとめたデイビッド・パーマー大統領は弟ウエィンを首席補佐官に任命して対抗候補からの討論に防戦中。そんな状況の中、ラモンの弟であるへクターが兄ラモン・サラザールの釈放を要求。釈放しなければ感染力が強く24時間で死に至るウィルスをLAにばら撒くと脅迫してきた。・・・

24 -TWENTY FOUR- シーズン3 amazon
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今回の主な話は生物兵器(コルディラ・ウィルス)テロ。場面設定はCTU内部の構成に変化が有ります。シーズン3全体を見渡すと、テロを防止するジャックの活躍が、1や2より、かなりクローズアップされている印象を受けます。ジャックも妻を殺され、より強靭に捜査を進めます。潜入捜査の為、相棒を殺そうとしますし。もう、捜査の為に私情に惑わされるジャックはいません。任務遂行の為、真っ直ぐ突っ走る彼の姿は、恐いくらいな一途さ。そういうキャラ設定なのでパーマー大統領の政治的な危機もスリリングさが無くなって、脇役に徹しているような気がしました。そして今回のサードで曲者が2人死にましたので(シェリー&ニーナ)、シーズン4では新たなる曲者が登場するでしょう。またラストのジャックの表情や、涙の意味が分かりませんでした。これはシーズン4の伏線でしょうが真相は如何に???ジャックはウィルス感染したのか?、娘の身を案じ内緒で別れる決意をして身を隠すつもりなのか?、強靭な精神力でウィルステロを阻止したが、安息の日が訪れない激務に嫌気がさしたのか?何でしょうかね?そしてトニーは反逆罪で本当に刑務所行きなのか?パーマー大統領は再選は本当にしないのか?気になる今後の展開です。