第１話 「マーラム／恐怖の贈り物」
狩のおまじない人形を贈り物として貰う女。飼い猫の黒猫がそれを触った時凶暴化し、対決となる。血まみれになりながら飼い猫を殺した時、今度は自分がおかしくなってしまった。・・・なんてことはない話、10分で終わるショートストーリー。TV画面のフラッシュが変わっているなって感じ。

第２話 「ジュリアに殺される」
自分と瓜二つの女にショッピングで出会う政治家の妻ジュリア。彼女は自分の行動の先回りを常にしていた。挙句の果て家にも入り込み自分に向かってナイフを振りかざしはじめた。・・・オチも普通。全然刺激なしでした。

第３話 「秘密のチェスゲーム」
骨董品屋で万引きする女。友達と２人暮らしの彼女だが、店の子供に目撃される。その後その娘が店主とチェスゲームをすると彼女たちの運命はチェスの駒のようになってしまった。・・・一番面白かった話です。出だしもサスペリア2風の殺人の挿絵で始まるし、主演の彼女がレディドールのフローレンス・ゲラン似の美女。殺人もイタリア風で洗面台から飛び出す手というように、「なんでぇ」という不条理極まりないやり方でっす。＾＾

第４話 「スウィート・ホーム」
暴力夫デービッドを殺した妻キャサリンが病院から帰ってくる。正当防衛は警察で立証されたが、彼女の気持ちは割り切れない。暴力はふるっても優しい時は人一倍優しい男だったからだ。その夜、彼女の前に夫と瓜二つの人物が現れる。彼はデービッドの幽霊で復讐にきたのだろうか？・・・オチは捻ってあるのでまあまあ。４話の中で最長の時間を割いていますが、こんなんなら３話目をもっと時間をかけて撮ってほしかったですね。

1989年　西ドイツOV　Todesvisionen - Geisterstunde　★
監督：Susanne Aernicke、Dirk Eickhoff、Pascal Hoffmann、Volker Morlock
音楽：Michael Diekmann、Bert Grund、Carl Hänggi、Stephan Massimo
出演：Stella Adorf
Nabike Aqiqi
Angelika Bender
Isabel Emminger
Marietta Meade
Klaus Ringer
Judith Rosmair
Erich Tiebel
Joa van Overstraaten
Alison Welles