悪魔の僕ヤヴティッチ王子と通じた魔女アーサ姫(バーバラ)。なんと血の繋がった弟に絶縁され、その弟に宗教裁判で裁かれる羽目になる。判決は火あぶりの死刑。更に内側に針のついた鉄仮面を被らされた。しかし悪魔が降らせたか、突然豪雨が降り注ぎ火あぶりは中止となり怯えた民は土葬した。200年後、医師クルヴァイヤンと助手アンドレはミログラードへ向かう途中、馬車が故障して立ち往生してしまう。その場所で2人はアーサ姫の亡骸を見つけ、クルヴァイヤンは取り付かれたかの様に鉄仮面を外し、不注意から血を垂らし魔女アーサ姫を目覚めさせてしまう。しかしアーサ姫は未だ完全復活ではなかった。彼女が完全に復活するためには人間の肉体が必要だったのだ。そこで彼女はまずヤヴティッチ王子を墓から蘇らせて、医師クルヴァイヤンも手下にし、瓜二つのカティア(バーバラ1人2役)の肉体を狙うのだった。・・・

血ぬられた墓標 amazon
BLACK SUNDAY 1960 trailer
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マリオ・バーヴァ監督の1作目。モノクロ画像がゴシックムードを更に盛り上げています。冒頭の処刑シーンからぶっ飛びまっせ。鉄仮面の内側の針のアップ、はめられる前のアーサの恐怖顔のアップ、ハンマーで叩かれて取り付けられる時の飛び散る鮮血(黒いですけどね)、と畳み掛けます。エグイ表現をオイラはしていますが実はグロは少ないです。ゴシック特有の全遍ジトッと、ジメッと暗いのです。さて次の見所は仮面をはずされたアーサの顔・・・針の跡のついた不気味な顔面。そして復活途中の骸骨の中からじわじわと目玉が浮き上がってくるショットですね。バーヴァがイタリアン・ホラーの影の顔と言われるのも頷けますね。小道具もいろいろ用意してあって「変化する肖像画」「化け物蝙蝠」(これは超ショボだったが。)「這い回るミニ蠍」が出てきます。一番感心したのはバーバラ・スティールの2役演技。メイクで変化させているといえども魔女役の顔はほんとに鬼ですし、カティア役の時は可憐な女、うまいですね。アンドレでなくても一目惚れしますね。(バーバラは、性格がきつそうな女性・・・オイラの好みだぁ!^^)全体的に話のテンポも速くお勧めの1作と思いました。最後にDVDの裏面の解説やネットの解説に間違い発見。アーサが死んで100年後の話が今回の舞台と書いてありますが、本編の中で「アーサは処刑100年後にマーシャ姫を殺害し(本編中で語られるのみ)、200年後が今回の舞台となる」と言っています。今回の舞台は2度目の子孫撲滅作戦のはずですよ。このDVDの表記は「BLACK SUNDAY」でしたが、本編中のタイトルは「THE MASK OF SATAN」。音声は英語でした。

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1960年 イタリア BLACK SUNDAY、THE MASK OF SATAN ★★★★
監督:Mario Bava
脚本:Ennio De Concini、Mario Serandrei、Mario Bava(uncredited)、 Marcello Coscia
原作・原案:Nikolai Gogol
音楽:Les Baxter(US version)、Roberto Nicolosi
出演: Barbara Steele ... Katia Vajda / Princess Asa Vajda
John Richardson ... Dr. Andre Gorobec
Andrea Checchi ... Dr. Thomas Kruvajan
Ivo Garrani ... Prince Vajda
Arturo Dominici ... Igor Javutich / Javuto
Enrico Olivieri ... Priince Constantine Vajda
Antonio Pierfederici ... Priest
Tino Bianchi ... Ivan