アイリーナ・ガリエは4歳で分かれて育った兄ポールを訪ねてニューオリンズにやって来た。空港でポールの迎えを受けた彼女は喜びと新しい生活への期待で胸をふくらませた。フィマーリという女性が面倒をみるポールの家は、なぜか謎に満ちた雰囲気が漂っていた。その夜、1人の娼婦ルーシーがフレンチ・クォーターで黒豹に襲われ翌日ニューオリンズ動物園から園長のオリヴァー、助手のアリス、係員のジョーが駆け付けオリヴァーが捕獲に成功。その日、街を見学に出かけたアイリーナは、無意識のうちに動物園の黒豹の檻の前に来た。夜、黒豹をスケッチしている彼女を見かけたオリヴァーは彼女と食事を共にし売店の仕事を世話した。ある日、捕えられていた例の黒豹にジョーが腕を喰いちぎられる。その場に居あわせたアイリーナは、それがポールであることに気づく。オリヴァーが銃殺しようとした時、すでに檻は空だった。アイリーナの部屋へやってきたポールは、彼女がオリヴァーを愛し始めていることを嫉妬しつつ自分たちの猫族(キャット・ピープル)としての呪われた運命を言いきかせた。
続きを読む
続きを読む