1863年9月、オハイオ州グリーンビルはまさに人間狩の様を呈していた。くしの歯のようにかけた兵士たちを補充するために、軍隊は身体強壮な若者を手当たり次第にかき集めていたのだ。良家に育ったドリュー・ディクソンは両親の手をかりてミズリー州セント・ジョセフの町へと逃れた。彼は西部へ向かう幌馬車隊に乗りたいと願ったが予約がいっぱいで乗れるのは半年後。その上、ジェイクというケチな泥棒に襲われ金目のものを奪われてしまった。食事を求めて立ち寄った牧師の家でドリューは盗みに入ってきたジェイクを再び見つけ、取っ組みあいとなった。だが格闘の末、逆に2人は意気投合しドリューはジェイクの悪童仲間4人西部に行くことを決めた。この年端もいかぬ少年強盗団は知恵と拳銃を使って、あてのない旅をカンサスへと向かった。ドリューとジェイクの間には次第に一風変わった友情が芽生えていった。・・・
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