平安の世、都にほど近い山中で美しい女性・真砂と彼女の夫の侍、金沢武弘が有名な山賊・多襄丸(たじょうまる)に襲われた。そして夫は死亡、事件は検非違使によって吟味される事になった。だが多襄丸と真砂の言い分は真っ向から対立。検非違使は霊媒師の口寄せによって夫の霊を呼び出し証言を得るが、その言葉もまた二人の言い分とは異なっていた。・・・



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