道化師のマスクを被った犯罪者の一団がゴッサム・シティ銀行を襲うが、一団は互いに裏切りあって最後の一人になるまで殺し合う。生き残った男はジョーカーであり、銀行に預けられていたマフィアの資金を奪って逃走する。ブルース・ウェインことバットマン、地方検事のハービー・デント、ゴッサム市警のジム・ゴードンの三人は、ゴッサムから組織犯罪を無くすため活動していた。ブルースはハービーの理想に感銘を受け、彼のキャリアをサポートする一方、堂々と悪と戦うハービーこそがゴッサムの求める真のヒーローであると考えバットマンの引退を考えていた。ブルースはレイチェル・ドーズに想いを寄せているが、レイチェルの気持ちはブルースとハービーの間で揺れていた。マフィアたちが集まり、サルバトーレ・マローニ、ギャンボル、チェチェン人ボス、会計士のラウが会議を始める。ラウは自身に危険が及ぶのを察知して香港に逃亡したためテレビ通話で参加したが、会議にジョーカーが現れ、バットマンは法律によって妨げられないことを警告する。ジョーカーはマフィアの資金の半分と引き換えにバットマンを殺す事を提案する。ギャンボルはジョーカーの態度に腹を立て懸賞金をかける。しかし会議後に彼はジョーカーによって殺されてしまい、ジョーカーが彼の組織を引き継ぐ。最終的にマフィアはジョーカーの提案を受け入れる。バットマンはラウを香港で見つけ、マフィアに不利な証言をさせるために彼をゴッサムに連れ帰り、警察はラウの証言から多くのマフィアを逮捕する。しかしジョーカーはテレビを通じてバットマンが正体を明らかにしない限り、人々を殺し続けると脅迫する。バットマンの仮装をした男の死体をビルから晒し、警察本部長のジリアン・ローブ、裁判長、ハービーの殺害を示唆する。ローブ、裁判長の二人が殺され、ジョーカーがブルースがハービーのために開いたパーティー会場にやってくる。ブルースはバットマンとなり、ジョーカーに突き落とされたレイチェルを救う。ジョーカーは次に市長のアンソニー・ガルシアの殺害を暗示。ローブの葬儀パレードでジョーカーはガルシアを殺そうとするが、ゴードンが暗殺を阻止すると同時に犠牲になった。追い詰められたブルースは、これ以上の犠牲者を出さない為にハービーの会見で正体を明らかにする事を決めるが、ハービーは自分がバットマンだと発表する。ハービーは警察に連行される事になるが、ジョーカーが現れて護送する輸送隊を攻撃する。ハービーを救出するためにバットマンが駆けつけ、死を装っていたゴードンによりジョーカーは逮捕され、作戦の立役者としてゴードンは本部長に昇進する。レイチェルとハービーはマイケル・ワーツ刑事とアンナ・ラミレス刑事に付き添われる。
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