O(名前の頭文字をとってオー、本名は出てこない)は恋人のルネに命じられてロワシーの館に入った。Oの前に二人の女が現われ、Oの衣服を脱がせ、丹念に体を化粧し、ヌードのまま首輪と腕輪をかけた。そして後手にして四人の男たちの前に連れ出した。その中の一人はルネだった。男たちは、しなやかなムチを持っていた。一人がライトを持ち、皆でOの体を眺めまわし、その中の一人がいきなり後から彼女の中に押し入ってきた。四人が交互にOを犯すと、ついにOに腕輸をかけムチがしなった。この館に残るのもOの自由意思だった。Oは残るのかと聞かれ、恋人ルネに従う為、残ると答えた。Oは自分の部屋に戻され、一人になると暗闇の中で感じた。恐怖の中に、こんな甘美な思いがあり甘美がなぜ恐怖なのかと。その夜、暗闇の中で、Oはピエールという召使にムチで打たれた。何週間が過ぎたろうか。ルネが迎えにきて、Oが館から出る日がきた。ファッション・カメラマンとしての生活が始まった。・・・
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